空燃比とは みそ汁で解説
こんにちは、監督の由元です。
エンジンの仕組みを学ぶと出てくる「空燃比」、なんだか難しそうですよね。
ネットで調べると、ガソリンと空気の重量比という説明があり、必ずと言っていい程、
理論空燃比は14.7、最大出力空燃比、燃費空燃比、ノッキング、排ガス、排気温度
…と、専門用語がズラッと出てきます。
間違ってはいないですが、でも、実はそんなに難しく考える必要はありません。
空燃比は、一言で言えば「混ぜる割合」です。
みそ汁で考えてみましょう。
空燃比は、みそ汁の濃さと同じ。
みそ汁って、
味噌が少ないと薄い。
味噌が多いと濃い。
でも、どちらも、みそ汁ですよね。
空燃比も全く同じです。
ガソリンが少なければ「薄い」。
ガソリンが多ければ「濃い」。
濃い側、薄い側に限界はありますが、
濃くても薄くてもエンジンは動きます。
だから、
「理論空燃比じゃないと走らない」なんてことはありません。
理想のみそ汁は10倍?
例えば、「味噌1:お湯10」これが理想のみそ汁だとします。
でも実際には、赤味噌だったり、白味噌だったり、減塩味噌だったり、具材が多かったり…。
同じ10倍でも、「ちょっと薄いな」「ちょっと濃いな」
となりますよね。
つまり、理想の割合は、条件によって変わるのです。
少し専門的な話をすれば、実は、みそ汁にも"理論混合比"があります。
味噌中の食塩濃度を Cs、お湯の質量を Mw、味噌の質量を Mm とすると、味覚バランスを決定する混合パラメータ λ(ラムダ) は、「美味しい」と感じる領域で λ ≒ 1.0
……という話をすると、専門家っぽく聞こえますが、よくわかりませんね(笑)
もちろん、食品メーカーや料理研究家にとっては当たりまえの話かもしれませんが、一般の家庭で、こんな指標で毎日みそ汁を作る人はいません。
「今日は少し濃い目がいいな。」「今日は薄めがいいな。」
それだけです。
エンジンも同じ。
燃費を重視するとき、パワーを出したいとき、アイドリング時、始動直後、全開加速、
それぞれで最適な空燃比は違います。
だからECUは、状況に応じて空燃比を変えているのです。
難しく考えなくて大丈夫。
空燃比は、「14.7だから正しい」「13.2だから間違い」
そんな単純な話ではありません。
みそ汁だって、好みがありますね。
エンジンも同じ。その時々に合わせて、一番おいしい"みそ汁"を作っているだけなのです。
だから空燃比を難しく考える必要はありません。
空燃比とは、みそ汁の濃さと同じ。
そう思うと、少し親しみが湧いてきませんか?
みそ汁作りに慣れてきて、もっと美味しいみそ汁を作りたい!と思った時に、塩分やベストの割合等の専門的なことを勉強すればよいじゃない。
そして、みそ汁の濃さを調整するように、エンジンに送る燃料の量を調整しているのが、
ECU(エンジン・コントロール・ユニット)です。
味の濃さが決まったレトルトのカップみそ汁も良いですが、味噌味付けを自分で調整したくないですか?
それが、フルコン化によるECUチューニングです。
由元ガレージでは、自ら空燃比を見ながら耐久レースに挑戦する一方、
自分で空燃比を自分で調整したい方のための技術サポート等を行っています。
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