Speeduino ECU×CN燃料で10時間!? 2026夏のK4GPレポート!
初の2台とも表彰台
こんにちは、YOSHIMOTO GARAGE監督の由元(ヨシモト)です。
今年も10時間耐久に参戦してきました。
いろいろと想定外のトラブルだらけで、準備からバタバタでしたが、結果としては、
481号車 GP-2クラス 3位/18台 (総合19位/133台)
482号車 GP-Mクラス 優勝/4台 (総合25位/133台)
という過去最高の実績を残すことができました。
参戦体制
いままで申し込み順にエントリーが受理されていましたが、今年から、参加台数が多いクラスのエントリーは抽選で決めるルールに変わり、
10時間耐久はエントリーしても出られるかわからないという課題がありました。
参加クラスや、ドライバーの人数や予算など、参戦体制を決めるまでにいろんな検討をしましたが、482号車が冬のGP-Mに出ている実績と、
今回も、株式会社モトリティ様からカーボンニュートラル燃料を供給いただける話をいただいたことから、
最終的には、481号車はGP-2、482号車はGP-Mの10時間耐久にエントリーすることに決めました。
そして、481は運よく参加抽選をクリアし、2台とも10時間耐久への参戦が決まりました。
この抽選という形は、慌てて申し込む必要はないものの、毎回参戦している競合チームも参加できない可能性もあり、いまひとつな気はします。
できれば、過去実績で上位のチームは抽選免除するなど参加条件の検討を主催者にはお願いしたいところです。
ドライバーは、まず、481号車は、レギュラードライバーの、カルロス本田、芝叔和、田村、遠藤の4名(阿部は今回お休み)
482号車は、レギュラードライバーの、小林、周山、田村に加え、 昨年の全日本ロードレース選手権ST600チャンピオンの伊達悠太と、
西の各サーキットのビートでのコースレコードを持つMistbahnこと鍋島の5名での参加が決まりました。
しかしながら、カルロス本田がレース直前に体調不良で参加できないことが判明。481号車は3人でドライブすることになりました。
8月13日(木) 前日テスト
比較的涼しい気温ながら、時間ごとに晴れたり雨が降ったりと変わりやすい天気の中、16時からのテスト走行に向けて、
準備をすすめました。
他の参加チームが続々と集まる中、うちのチームはトラブル続出…
まず車を降ろして早々に、481号車はバッテリー上がり、調べると、なんとオルタのベルトが付いてないことに気づき、急遽ボディショップカミムラさんに予備のベルトを譲っていただきました。
また482号車は、テスト直前に、燃料が濃すぎてエンジンがかかりにくくアイドリングも安定しないというECUのトラブルがあり、仕方なく1回目のテスト走行はノーマルECUで走ることにし、原因を考えることに。
その後、原因が燃料ミクスチャーの配線トラブルであることがわかり、急遽修復。
2回目のテスト走行は、無事Speeduino ECUで走行することができました。
また、走行が終わった後に、給油するガソリンが足りず、他の車から抜きとって対処。これも殆どの携行缶にカーボンニュートラル燃料を入れていたため、普通のハイオクガソリンの手持ちがギリギリしか持ち込めなかったことが原因でした。
その他、配信用のスマホなどの機材ようのUSB電源や配線が不足していたり、当日計画していた作業用に準備したドリルが壊れ、同じピットのフリーウェイレーシングの方に借りるなど、
いろんなことが起こり、そのたびにいろんな方にお世話になり、とにかく忙しい1日になりました。
全ての作業や準備が終了したのは、夜21時頃でした。
富士スピードウェイ内にあるコテージは最高!しかし…
そこから富士スピードウェイ内にあるコテージに宿泊。そこは、とても良い場所でした。
ホントはBBQや炊事が出来る場所ですが、時間がなく、夕食はコンビニ弁当と缶ビール(笑)



8月14日(金)レース当日
準備~コースイン~スタート
天気予報は雨でしたが、朝の時点で雨は降っておらず、涼しい気温。
例年は8時スタート18時ゴールのスケジュールで忙しい朝ですが、今年は、ゆくゆく検討している24時間耐久に向け、
ナイトレースを少し加えるために、9時スタート19時ゴールのスケジュールになりました。
8時ぐらいから、各車コースインに、グリッドに車を並べます。スターティンググリッドはクラスごとの申し込み順。
同じビート2台のエントリーながら、今回はクラスが違うため、GP-2クラスの481号車は、全体の真ん中くらいのグリッドからスタート。
482号車は最後尾からスタートになりました。


9時スタート
9時になり、10時間後のゴールに向けて、ローリングスタート。
まず、最後尾スタートの482号車は、伊達が実力を見せ、100台以上を抜き、なんと133位から13位まで順位を上げます。
481号車も芝が実力を見せ、安定して上位を走行します。
4回の義務給油や、ドライバーの負担の分散で、約2時間の走行を計画していましたが、序盤、何度も、SCや赤旗になる事態が発生します。
これにより、1スティント目に次に給油する分の燃料を使い切れないという事態に。
そのため、序盤にペースを上げ、且つ、1スティント目は、指定の燃料を消費するために2時間半と長めに走る計画に変更。
12時頃
2スティント目、まだまだ序盤、481号車、482号車ともに、第2ドライバー、遠藤とMISTBAHNこと鍋島にドライバー交代。
レースの方は、クラッシュなどによる、SCや赤旗が度々入り、レースが中断する状況が続いていました。
ただ、我々のビート2台は前日のトラブル続きを忘れるくらい、安定したペースで上位を走れています。
この時点で、481号車はGP-2クラス10位くらい、482号車はGP-Mクラストップ、しかしながら、まだ各車の差は少なく何かあれば順位が入れ替わる僅差。
15時ころ
6時間経過、残り4時間のまだまだ中盤、ですが、比較的、クラッシュ等も減って、レースは安定してきました。
我々のチームは、各ドライバーの実力を見せながら安定した走行を続けています。
4スティント目、SCが481号の前に入る場面がありました。
そこで、SC先導中にピットに入り、他のチームがゆっくり周回している際に給油とアンカーへのドライバーチェンジを終わらせ、
同周回でSCの隊列の後ろにつくことができました。
これによりピットインのタイムロスを大幅に防ぐことができました。
17時~19時ゴール
いよいよ終盤、各車、どれくらい燃料が残っているかにより、ペースがバラバラになります。
この時点で481号車は燃料の残りも少なく、ギリギリ。
クラス6位前後ながら、ラストスパートはまだかけられない状況。他のチームのピット回数ペースを見ながら、
最後の作戦を考えます。
一方、482号車はクラストップ、燃料は余裕があり、上位を追いかける展開。
18時半の時点で、481号車はクラス3位の表彰台圏内にまで順位を上げました。
しかしながら、後ろから勢いのあるトゥデイに追われます。まだ半周くらいの差があるため、逃げ切れるかの計算を始めたところ、
なんと赤旗中断により、一気に後ろとの距離が詰まってしまいました。
ドライバーに無線で、レース再開後は、全開で逃げ切るよう指示。そして、18時45分にレース再開。
しかしながら、結局、SC先導のままゴールの時間になったことで、我々481号車は3位表彰台圏内で、ゴールを迎えることができました。


結果
結果は、冒頭に記載したとおり、
481号車 GP-2クラス 3位/18台 (総合19位/133台)
482号車 GP-Mクラス 優勝/4台 (総合25位/133台)
と、過去最高の成績で終わることができました。
昨年は、482号車のリタイヤなどもあり、悔しい結果でしたが、今年は皆が喜べる、とても良い結果を残すことができました。
ただ、カーボンニュートラル燃料を使い、燃料量には余裕のあった、482号車は、総合での上位争いをする目標としていたのに対し、
ピット作戦などにより、481号車を下回る総合25位に終わってしまったところは、今後の課題です。
481号車は、トゥデイが上位を独占するGP-2の中で3位に割って入ることができたのが良かったです。
482号車は、昨年成しえなかったSpeeduinoECUでの10時間完走と、他のカーボンニュートラル燃料車に勝てたことが良かったです。
今回の参戦にあたり、ご協力いただいた各スポンサーの皆様をはじめ、関係者の皆様に、心から感謝いたします。
来年の計画は未定ですが、楽しく、そして価値のあるレースをやっていきたいと思います。



“Speeduino ECU×CN燃料で10時間!? 2026夏のK4GPレポート!” に対して1件のコメントがあります。
コメントは受け付けていません。